島の大運動会が無事開催されました!

優勝は高島チームでした!

5月22日(日) 気持ちよく晴れた青空の元、岡山県最南端であり、笠岡諸島の最南端でもある六島にて、第18回島の大運動会が盛大に行われました。

この島の大運動会は、笠岡諸島間の交流を目的として平成10年から始まったもので、笠岡諸島の有人離島6島である『北木島』『白石島』『真鍋島』『高島』『飛島(大飛島と小飛島は「飛島」1島として計算)』『六島』が会場を持ち回りながら開催しています。今回の六島で、その持ち回りも3週目を終えたことになります。

島のこどもたちと北木島在住ミュージシャン『ぬくだま&KUNI』による『島の大運動会の歌』の合唱です。
島のこどもたちと北木島在住ミュージシャン『ぬくだま&KUNI』による『島の大運動会の歌』の合唱です。
当日配布のチラシです。
当日配布のチラシです。

 当日は島内外より2,000人が六島前浦港前広場他に集結。遠くは東京から今日のために会場に足を運ばれた方も(しかも2名)いらっしゃいました。

 開会式、ラジオ体操、○×クイズといった定番に加え、歴史上にもその名前が残る『真鍋水軍』にちなんだ『出陣!笠岡水軍!』、島の釣り師がその技を競った『島対抗釣り合戦』や、技を披露する『しま自慢コーナー』、島ではお馴染みで六島ではアートの素材にもなっているブイを使った『ブイブイ綱引き』といった、島ならではの競技も行われました。

 

 中でもしま自慢コーナーでは、高島からは、一見地味ですが、漁師のきらりと光る技を披露する『たる縛り』、白石島からは、全国に誇る伝統芸能『白石踊り』、北木島からはかつて石切りの山にこだまし、今は地元の小学生も受け継ぐ『石切り唄』、真鍋島からは歌に乗せた踊りを披露、飛島からは、島外の人はまずお目にかかれない『祇園ばやし』を。そして開催地六島からは、これまた島外では見られない、大鳥神社の獅子舞など神輿廻しが披露され、それぞれの島の技のお披露目に会場が沸きました。
 また、過去の飛島大会の際に、当時の飛島小学校教諭であった金池さんにより作成された、島の大運動会応援歌『架け橋』も、島のこどもたちと島在住のミュージシャンとのコラボレーションにより披露され、一層の花を添えました。


 会場は、普段なかなか交流できない方々の、久しぶりの再会に喜ぶ声や、島の医療などに関心がある大学関係者などがか積極的に聞き取り調査を行う様子、家族や知人の活躍を応援する声など、終始にぎやかな雰囲気に包まれていました。人口減少も進み、過疎高齢化最先端とも言われる笠岡諸島ですが、約20年の長きに渡り積み重ねてきた海を越えての交流は、もしかしたらその中身も質も最先端ではないかと会場の誰もが思った1日でした。

最後になりますが、開催に向けて共催という形で終始伴走いただいた、島おこし海援隊の3名をはじめ笠岡市の職員の皆さま、会場そのほかのご準備を引き受けてくださった六島の皆さま、事前準備や当日にご参加下さった高島・白石島・北木島・真鍋島・飛島の皆さま、その他島外の皆さま。そして応援してくださった皆さまへお礼申しあげます。本当にありがとうございました!