岡山県立大学が研修を行ないました

10月5、6日と26、27日に岡山県立大学保健福祉学部の皆さんが研修を行いました。この研修は1班と2班に分かれて行われ、1班が6、7日に、2班が26日、27日で研修を行いました。
研修の目的は生活者・当事者の観点から学校や行政、NPOなど様々な機関の連携に着目し、地域包括ケアシステムにおける看護のあり方を考える、というものです。

生活者や地域福祉を担う当事者の思いや課題を理解していただくため、町内会長や社会福祉協議会の支部長など北木島で活躍する方にヒアリングを行ったり、島内の様子を実感してもらうために地区踏査を実施しました。

また、かさおか島づくり海社の活動を見てもらうために、海社デイサービス「ほほえみ」と「すみれ」を見学してもらいました。学生の皆さんは利用者の方と一緒にレクリエーションに参加したり、スタッフに聞き取りを行なったりと、どっぷりとデイの現場につかっていただきました!

各研修日程の最後には笠岡諸島交流センターにて現地報告会が行われました。調査をしつつ発表をまとめるため、時間が十分に取れない中でしたが、ヒアリングや地区踏査で得られた当事者の声や地域の現状を踏まえた発表をされていました。

参加した学生さんからは、「私たちは、最初は病棟看護師や保健師に配属されますが、今ある資源や制度の中でどれだけ患者さんや地域の方に尽くせるか、真剣に考えるきっかけとなり、今後の進路選択のいい参考になりました。」と感想を言っていました。

11月27日には岡山県立大学にて最終報告会が行われます。島に今あるものを活かし、どのような島の福祉の形を提案してもらえるか、楽しみです!