真 鍋 島

≪歴史と映画の島≫

 

 笠岡市の笠岡港から南、約31kmにある島で、島名は、真南辺の島、つまり備中国小田郡の南端にある島という意味で、後に真鍋の字をあてたと考えられています。 

 平安時代末期には、藤原氏の一族が水軍の根拠地を置いて真鍋氏を名乗り、全盛期には付近の島々をことごとく支配下に治めていたという説や、源平合戦で平家方に属した真鍋氏の城趾や供養のために建てたと伝えられる石造宝塔などの史跡があり、また西行法師の「山家集」に詠まれるなど、歴史を今に伝える記録や史跡・行事の多さは、笠岡諸島でも随一です。

  

  港には石積みの堤防や、のどかな漁村の佇まいが多く残っており、そのため岡山県のふるさと村に指定されています。その景観が映画業界関係者も魅了したのか、「瀬戸内少年野球団」など多くの映画のロケ地にも選ばれています。

 毎年五月のゴールデンウィークに開催される、3日間に渡る神事『走り神輿』は、その勇ましさから例年多くの観光客を魅了しています。


その他見どころとして、現役の木造の中学校があり、時間が止まったような風景が旅人を魅了します。

食べ処では、景観が素晴らしい宿や、美味しい漁師料理を提供するお店などがあり、全国からその風景や味、お店を切り盛りする島民の人柄に惚れたお客の方々が、リピーターとして訪れています。また、近年では「猫の島」としての評判も広がり、島に暮す猫のしぐさに魅了された観光客の方も多くいらっしゃっています。

今でも現役の木造校舎
今でも現役の木造校舎

下の地図で、真鍋島への航路をご案内しています。出発地の港(番号)を選んでください。
地図、左上のアイコン [ⅲ]をクリックすると、メニュー内に 真鍋島を発着する連絡航路 チェック✓を入れると 行き・帰り区間の時刻を確認することができます。ご活用ください。